タタ・モーターズ、タタ財閥、ゾロアスター教
ちなみに「タタ」(Tata)とはファミリー・ネームで、この人たちはゾロアスター教徒であります。
インドでゾロアスター教徒は、ペルシア人という意味で「パールシー」(Parsi)とよばれます。
このパールシー、商売に長けた人々として知られていますが、同時に その人数の少なさから「絶滅」が危惧されているコミュニティでもあります。
それぞれにそれぞれの歴史と憂いあり。
インドとの交流においても、忘れないでおきたいことです。
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さて、話題のタタ・モーターズ、日本ではなかなか有名になりませんが、ジャガーやランドローバーの買収も仕かけており、これがなかなか上手くいっています。これだけを聞けば、まさに「立ち上がる巨象」としてのインド経済の面目躍如とお思いになるかもしれません。
しかし、この買収計画、投資家筋には評判がよろしくありません。背伸びしすぎ、無理しすぎ、、、というのがその判断材料です。
実際、タタ・スチールによる英コーラスの買収合意が成立をうけて、同スチール社の株価が急落したこともありました。( こちら @ロイター )
タタ・モーターズによるこの買収に、問題が山積みであるのはたしかです。これを成功へと導くには、同社としてもタタ・グループとしても、たくさんの課題を克服していかねばなりません。
しかし、それをなんとかやり遂げてしまうのではないか、と私は思うのです。
資金、技術、営業などの努力を、彼らは惜しまないでしょう。
そして何よりも、それを支える意欲が違うのです。
単なる金儲け、マネー・ゲームというだけではなく、クニの威信や己のプライドの問題として、彼らはビジネスに関わっているのです。
- インドがイギリスの植民地であったこと
- 独立60年のインドが、今やっと「立ち上がり」つつあること
そして、、、
- タタ財閥の創始者が「インド人であることを理由に」19世紀末当時のホテルへの入場を断られて奮起、一大ホテル網をつくりあげたという有名な逸話
これらのファクターを過小評価することは 決してできません!
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【備忘録】
「タタ・ナノ」を報じるBBCのニュース(日本語通訳)@ YouTube ⇒ こちら
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タタ、世界最安車を初公開
2500ドルの超低価格車「ナノ」がベールを脱いだ
2008年1月18日 金曜日
Manjeet Kripalani (BusinessWeek誌、ムンバイ支局長)
Nandini Lakshman (BusinessWeek誌、ムンバイ支局記者)
米国時間2008年1月10日更新 「Tata Unveils the World's Cheapest Car」
高度な技術とその小ささから“微小”を意味する名がついた「Nano(ナノ)」は、可愛らしい形をした最新の4ドア小型車だ。
排気量は623cc、燃費は1ガロン当たり50マイル(約21キロメートル/リットル)で、最大5人乗り。インド国内の排出ガス基準に適合しており、まもなく欧州基準にも対応する。最も近い競合車であるスズキの「Maruti 800(マルチ800)」と比べて車長は8%短いが、室内長では21%上回る。
税抜き価格2500ドル(付加価値税込みだと約300ドル増し)は世界最安値だ。西ベンガル州シングールに建設中のタタ・モーターズ(TTM)の工場で組み立てられ、この秋からインドの穴ぼこだらけの道路を走ることになる。
「日本が30年かかったことを、タタは4年で成し遂げた」
「国民車」を謳うナノは、タタ・グループ総帥のラタン・タタ会長の長年の夢であり、世界の自動車産業を大きく変える存在だ。「ナノの登場でインドの世界進出が始まる」と、新興国市場向け自動車コンサルティング会社セグメント・ワイ(本社:ゴア州)で事業開発部門の責任者を務めるフィオナ・プリムス氏は言う。「日本のメーカーが30年かかったことを、タタは4年で成し遂げた。これで業界全体が変わるだろう」。
競合他社も賛辞を惜しまない。「インド産業界にとって記念すべき日。インドが誇るべき日だ」と、大手二輪車メーカー、TVSモーターのベヌ・スリニバサン会長は称賛する。「ラタン・タタ氏には新たな事業モデル創出の展望がある。否定派は心配しているが、ナノは革新的な車だ」。
ナノは1月10日、ニューデリーで開幕した2年に1度の「第9回オートエキスポ2008」で初公開された。その熱気を見ても、ナノは業界の期待を超える製品のようだ。タタ・モーターズはトラックやSUV(多目的スポーツ車)、国内売上第2位の小型車「Indica(インディカ)」を製造している。ナノ開発に着手してからの4年間、同社は国内外の競合企業からの“本当に実現できるのか”という懐疑と不信の目に耐えてきた(BusinessWeek.comの記事を参照:2008年1月3日「My Other Car Is a Tata」)。
農村部や郊外での移動手段に変革をもたらす
先週だけでも、国内で競合するバジャージ・オートが2700ドルでにわか作りの試作車を発表。またスズキ(7269.T)の鈴木修会長からは、インド市場では2500ドル車の需要はないとの発言があった(BusinessWeekチャンネルの記事を参照:2007年12月14日「インド低価格車戦争の行方」)。世界の自動車メーカーや報道機関は、国際的な環境基準や安全基準を満たせるのか、また低価格車の登場でインドの道路渋滞がさらに悪化するのではないかとの疑問を呈していた。
その間もラタン・タタ氏は動じることがなかった。鉄からゴムまで資材価格が高騰する中、目標期限や価格を達成できるかどうか、自身も不安を抱いていたにもかかわらずだ。
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「28万円カー」インドで発表 各社、新興市場に照準
2008年01月10日20時50分
急拡大するインド市場を舞台に、自動車メーカーによる「超低価格車」の開発競争が過熱してきた。先陣を切るインドのタタ・モーターズは10日、ニューデリーで開幕した自動車ショーで1台10万ルピー(約28万円)という低価格の試作車を発表。日産自動車、韓国・現代自動車などもシェア拡大をにらみ、続々と開発を表明している。
タタ・モーターズが発表した「タタ・ナノ」。4ドアで、黄色、白、赤の3種類。ディーゼル車の開発も進めている=ニューデリーで
インドの乗用車市場の推移
タタが披露した車の名称は「タタ・ナノ」。ナノは「微小」を示す英語で、その名が示す通り全長3.1メートル、幅1.5メートルと、日本の一般の軽乗用車より小さい。同社によると、インドで爆発的にヒットした「マルチ800」(スズキの旧アルト)と比べると車の大きさ自体は8%ほど小さいが、中のスペースは21%ほど広いという。
排気量は623ccあるが、2気筒エンジンで33馬力と、3気筒で50馬力以上ある日本の軽自動車よりも性能は劣る。ただ、「二輪車に毛がはえたようなものができるのでは」(日系大手メーカー)との予想とは裏腹に、外観は乗用車そのもの。最高速度は105キロ。エンジンの小型化に関連して新たな技術の開発にも成功し、特許も申請した。
この日、記者会見した同社のラタン・タタ代表は「二輪に子どもと妻を乗せて走る男性をみるたび、何か開発できないかと考えていた」と語り、二輪車のユーザーを主なターゲットにしていることを明らかにした。
今年後半には生産を開始する予定で、将来は南米やアフリカへの輸出や現地生産も計画しているという。衝突安全基準や環境基準について同社は「インドの基準は満たしている。コストはどれくらいかかるか分からないが、輸出する場合は当然、その国の基準に合わせていく」としている。
インドの乗用車市場は、スズキが20万~30万ルピー程度の小型乗用車でリードしてきた。06年度の販売台数は138万台と01年度から倍増した。
一方、車を購入できる所得層は、まだ全世帯の数%にとどまっている。4万~6万ルピーで購入できる二輪車の市場は約900万台もあり、超低価格車の潜在需要は大きい。
タタに続き開発を表明したのは仏ルノー・日産連合。カルロス・ゴーン社長は昨年10月、インドの二輪車大手バジャージ・オートと組み、10年をめどに1台3千ドル(約33万円)の小型車を発売する方針を明らかにした。
バジャージのノウハウを活用して、製造コストを2500ドル(約27万円)に抑えるという。インドで販売台数3位の韓国・現代自動車も昨年11月、3千ドルカーの開発を表明。トヨタ自動車も新興国向け低価格車の開発を急いでいる。
日産のゴーン社長は「いま車を買えない国々の多くの客にアクセスできる」と超低価格車の意義を強調する。日本を除くアジアの新車販売は、この10年で1千万台増えるとの予測もあり、低価格車を武器にシェアを急拡大させるねらいだ。
とはいえ、巨費を投じて環境対応車を開発してきた国内メーカーからは「あの価格では欧米や日本の安全基準や環境基準は満たせない。発売されてもアジア限定だろう」「実際の商品デザインは試作車と大幅に変わるのでは」といった冷ややかな見方が出ている。
超低価格車の開発競争と一線を画すホンダは10日、ニューデリーのショーで、年内にもインドでハイブリッド車「シビック」を発売する方針を表明した。
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超低価格「国民車」たった28万円「ナノ」…インド・タタ自動車
FujiSankei Business i. 2008/1/11 TrackBack( 0 )
【シンガポール=藤本欣也】インドの自動車大手、タタ自動車は10日、価格10万ルピー(約28万円)という世界で最も安い小型乗用車「ナノ」=写真(ロイター)=を発表した。人口約11億人を抱えるインドの「国民車」として、年内に国内で販売を開始する。
ニューデリーで開かれたモーターショーでナノを披露した同社のラタン・タタ会長は、「安全面、環境面で必要な基準はすべてクリアしている」と強調した。
ナノは排気量624ccのハッチバック車。4ドアで5人乗車が可能。最安モデルにはラジオ、エアコンなどはつかない。
インド市場でシェア首位のスズキが約60万円相当の小型車を販売し、同2位のタタが半値で対抗した。トヨタ自動車、日産自動車、米フォードモーター、独フォルクスワーゲンも小型・低価格車の生産を検討しており、競争は激化しそうだ。
一方、ノーベル平和賞を受賞した国連「気候変動に関する政府間パネル」のパチャウリ議長(インド出身)などから、環境性能に劣る低価格車の販売加速を懸念する声も上がっている。
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【 近藤光博 記 】
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