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Jパワー株買い増し 英投資ファンドに中止勧告

以前、 「外資系ファンドの国内エネルギー会社との攻防戦に目が離せない」 という記事を書いた。

要点を示せば、、、

  • 日本のエネルギー供給会社の株を 外資系ファンドが大幅に買い増そうとしている
  • しかも、このファンドが短期利益獲得、企業売買などを目的としないとは言い切れない
  • ここにあるのは、市場の自律性と エネルギー安全保障という二つの課題のジレンマ
  • そこで 日本政府が どういった動きを示すかが注目される

これについて、 いよいよ日本政府が 動いた!

件のファンド 「ザ・チルドレンズ・インベストメント・マスターファンド」(TCI) に対し、外為法にもとづき、Jパワー株の買い増しに中止勧告を出したのである。

【参考】 「Jパワー TCI」で グーグル・ニュース検索 →

ロイターの記事 (こちら) など かなりよくまとまっているのだが、ここでは TCI側の反応に注目した 時事通信の報道を 引かせていただく

======以下引用======

2008/04/16-19:06
Jパワー株買い増し中止勧告を痛烈批判=英TCIアジア代表が会見

 電源開発(Jパワー)株の追加取得を中止するよう勧告された英投資ファンド、ザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(TCI)アジア代表のジョン・ホー氏は16日、経済産業省内で記者会見し、「日本にとって悲しい日だ」と痛烈に批判した。さらに「日本の電力業界は、効率的な市場環境から遠ざけられ、長期的な投資を呼び込む能力が損なわれた」と勧告による弊害を指摘した。

 ただ、今後の対応については、「選択肢を時間をかけて検討したい」と述べるにとどめた。勧告を拒絶するかどうかのほか、中止命令が下された場合の法廷闘争などの対抗策も検討した上で「最終的な決断をしたい」としている。

======引用おわり=======

http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2008041600826

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もう一つの記事です。

======以下引用======

2008/04/16-21:03
政府、外為法で初の中止勧告=Jパワー株買い増し-英ファンド反発、法廷闘争も

 政府は16日、電力卸大手の電源開発(Jパワー)株買い増しを申請していた英投資ファンドのザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(TCI)に対し、投資計画を中止するよう外為法に基づき初めて勧告した。回答期限の25日までに従わない場合、弁明期間を経て5月14日までに命令に切り替える見通しだ。

 TCIアジア代表のジョン・ホー氏は今回の決定に反発。この日の記者会見で、今後の対応について「時間をかけて選択肢を検討したい」と、法廷闘争も視野に入れる考えを示した。中止勧告を受け、空港運営会社で先送りされた外資規制の在り方をめぐる議論が再び活発化しそうだ。

 政府はTCIに関し、株式を保有するドイツ証券取引所に経営陣の交代を強引に迫った事例などを挙げ、「Jパワーの経営に一定の影響を及ぼす可能性がある」と指摘。株買い増しで影響力が強まれば、Jパワーが保有する基幹的送電線網や青森県で建設を予定する新型原子力発電所計画に支障を来しかねず、「電気の安定供給や日本の原子力政策に影響を与える恐れを十分に払しょくできない」と判断した。

======引用おわり=======

http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2008041600645

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事態はまだ展開するだろう。 さらに注視していく必要がある。

【近藤光博】

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